[事例28]
慰謝料請求したい妻が不貞行為⇒交渉難航したが、慰謝料150万円、面会交流などで解決
獲得!
獲得慰謝料 | 150万円 |
---|---|
ご依頼者様 | 20代男性(会社員) |
相手方 | 妻(20代パート・アルバイト) |
解決方法 | 交渉 |
離婚の有無(相談時) | 離婚していない |
子供の有無(相談時) | あり |
婚姻期間(相談時) | 約2年間 |
ご相談のきっかけ
相談者であるAさんは、妻が不倫している事実を突き止め、その事実確認をしました。しかし、妻は開き直った態度で、強姦されたと主張したり、逆に離婚を切り出してきました。また、妻と不倫相手が共謀して2対1で難癖をつけ抵抗してきました。
「自分一人では手に負えない」と感じたAさんは、専門家に対応をお願いしようと当事務所を訪れました。
解決までの流れ
Aさんのご希望は、不倫慰謝料の獲得と面会交流でした。離婚については、不倫をした妻側も希望しており、そこは争点になりませんでした。Aさんとしては、子供の親権も考えていましたが、別居となった妻が子供を連れて不貞相手と同居を始めてしまったため、状況から判断して親権は諦めました。
当方の証拠は、不貞行為が推認されるLINE履歴でした。また、不貞をした妻は不貞事実を認めているため、その点も証拠になりました。したがって、裁判になれば請求認容判決を取れる事案でしたので、根本の部分で困るということはありませんでした。
また、不貞をした妻は不貞相手との再婚を希望しており、どうしても離婚したいという立場だったため、こちらが離婚に応じないと主張すれば相手を追い込めるという意味で、イニシアチブはこちらにありました。
ただし、実際の交渉は、不倫をした妻とその不倫相手の態度が悪く、ありもしない強姦の被害を主張して「警察に被害届を出す」と言われるなど、話を詰めるのに時間がかかりました。
また、途中から離婚が確実となり、相手に親権を渡すことを前提に、面会交流の取り決めや養育費の取り決めもすることになりました。さらには離婚事案ですので、財産分与の話も決めなければならず、対応は長期化しました。
相手方から「慰謝料の一括払いは難しいので、分割払いにしてほしい」との回答がありました。しかし、相手方の態度の悪質さを考えると、途中で払わなくなり逃げてしまうリスクもあったため、万が一に備え、強制執行ができるように公正証書を作成しました。
最終的には、Aさんが離婚に合意し、養育費も支払うということを条件に、相手方が不倫慰謝料150万円+面会交流(月1回以上、長期休暇は宿泊付き)という内容で納得したため、無事に解決できました。