旦那が浮気してるかも?不倫の兆候・サインとは
「旦那が浮気しているかもしれない…」
そう感じたら、ゆくゆくの慰謝料請求のためにもその疑いが真実であるかどうかを確かめる必要があります。
浮気している場合は、いくつかの共通する兆候やサインがあるため、それを確認していきましょう。
浮気が確信に変わったら、証拠を集めることも大切です。
今回は、夫が浮気している場合の兆候・サインについて解説します。
目次
1.不倫の兆候・サインとは
(1) 浮気疑惑のチェック方法
「旦那が不倫しているかも」と感じることには、理由があるでしょう。
例えば、以下のような要素がある場合には不倫をしている可能性があります。
- スマホを手放さなくなった
- 出張や残業、飲み会が増えた
- 外見を気にするようになった
- 妻に優しくなった
不倫相手とはスマホでやり取りしているのが通常ですから、それを見られまいと肌身離さず持ち歩くようになります。
前よりもスマホをチェックする機会が増えた場合は、不倫相手と連絡をとっている可能性があるでしょう。
不倫相手と会うための口実として出張や残業、飲み会を利用していることはよくあります。
「仕事が忙しい」と言って、家に帰る時間が普段より遅くなった、出張が増えた場合は1つの兆候があるといえます。
外見に疎かったにもかかわらず、最近になって身嗜みを整えるようになったというケースは不倫の兆候としてよくあります。
女性社員が多い職場で気にするようになった可能性もありますが、不倫という別の理由も考えられるでしょう。
最後に、「最近何もないのに花やケーキを買ってくる」という行為や、態度が優しくなったという現象がある場合は、不倫の可能性があります。
意外なことですが、やましいことがあると罪悪感から妻に優しくしたくなるようです。
(2) 不倫が起きやすいタイミング
また、不倫にはきっかけがあることも多いです。単に浮気性という男性でなければ、夫婦仲の悪化などをきっかけに不倫に走ってしまうこともあります。
よくあるタイミングとしては以下が挙げられるでしょう。
- 妻が妊娠中
- 夫婦仲が悪い
- 単身赴任中
- 同窓会があった
- 仕事で悩みがある
妻が妊娠中の場合、セックスレスになり欲求不満から不倫に走ってしまう方がいます。女性から見ると最低の行為ですが、残念ながらよく聞こえてくる話です。
最近喧嘩が耐えないという場合も浮気のきっかけになることがあります。妻とうまくいっていないと、外の女性に目を向けてしまうことがあるからです。
また単身赴任中の場合も、会えない寂しさから他の女性に目移りしてしまいがちです。単身赴任の場合、物理的な距離があるため浮気しやすい環境があることも影響しています。
同窓会など、昔の彼女や好きだった相手と会う機会がある場合も不倫になりやすいタイミングといえます。
昔のことが懐かしくなり、つい不倫に走ってしまうのです。
仕事で悩みがある場合もストレス発散や悩みを聞いてほしいという理由から他の女性に言ってしまうことがあります。
妻に仕事の悩みを打ち明けないが、悩んでいるのは明らかという場合、妻の側から気遣って聞いてあげることで不倫を回避できる可能性はあるかもしれません。
以上から、物理的、肉体的、精神的に孤独を感じたときは不倫が起きやすいタイミングといえます。
このような状況下にある場合は、不倫の兆候と合わせて疑いを持つべきでしょう。
2.不倫の証拠集め
不倫している可能性が高いと感じたら、不倫の証拠を集めてみてください。実際の証拠が見つかるまでは疑いはグレーのままです。
仮に不倫で慰謝料請求をする場合には必ず客観的証拠が必要になるため、できるだけ早い段階で集めておくことが重要です。
次に、不倫の証拠となるものと、収集の際の注意点を解説します。
(1) 不倫の証拠になるもの
不倫の証拠として利用できるものとしては、以下が挙げられます。
- スマホ内の写真や動画、音声データ
- SNS上のメッセージのやり取り
- ラブホテル、レストラン、旅行などの領収書
- 探偵の調査報告書
すべての証拠に共通していえることは、「性交渉を間接的にでも示す証拠」を集めるべきであるということです。
交際を示唆するものだけでは不貞行為を証明できないため、性交渉の画像やベッドで2人で寝ている写真、性交渉を匂わせるメッセージのやり取り、ラブホテルの領収書などが効果的です。
また、交際している様子がわかるものは、複数あれば間接証拠として利用できる可能性があります。
決定的な証拠がほしい場合には、探偵にお願いするのも1つの方法です。裁判でも探偵の調査報告書は役立ちます。
ポイントは、「性交渉を証明できる証拠」を集めることだと理解しておきましょう。
[参考記事]
不倫の証拠集め|難しい不貞行為の立証のために重要なこと
(2) 証拠収集での注意点
証拠を収集する場合は、以下の点に気をつけてください。
- 夫に打ち明ける前に証拠を集めること
- 不倫相手を脅迫しない
- 自分で探すのが難しいと感じたら、プロに依頼すること
十分な証拠を集める前に旦那さんに「浮気しているの?」と問いただしてしまうと、慌てて否定するのはよくあるパターンです。いくら問いただしても説得できる証拠がない限り、相手は認めないケースも多いといえます。
また、浮気がバレたことをきっかけにこれまでの写真や動画などの証拠をすぐに消去してしまう可能性は非常に高いため、十分な証拠を集めるまで浮気を問いただすことは控えてください。
不倫が発覚したら、旦那を許せないという気持ちだけでなく浮気相手が許せないという気持ちも同時に湧き上がってきます。
怒りのままに不倫相手と連絡を取り、「会社や家族に不倫していることをバラす」等、脅迫するような発言をしてしまう方もいらっしゃいますが、これがきっかけで不倫相手から名誉棄損や脅迫等で損害賠償を求められてしまうこともあります。
なお、自分で証拠を上手に集められないと感じたら、迷わず興信所や探偵に任せてください。
彼らはプロですので、裁判で使える証拠をうまく集めてくれます。
費用の心配がある場合は、最初に値段を確認すること、期間と場所などを最初から指定しておくと有効です。
3.不倫慰謝料問題を弁護士に相談すべき理由
不倫で慰謝料請求をご検討中の方は、弁護士にご相談ください。弁護士に依頼して交渉を進めていく方がメリットは大きいためです。
具体的な理由について、最後にご説明いたします。
(1) 慰謝料請求の交渉がスムーズに進みやすい
いざ不倫相手や配偶者に慰謝料を請求しようとしても、相手に真剣に受け取ってもらえないことはよくあります。
また、交渉の際にお互い冷静になれず、なかなか金額の交渉がまとまらないというケースもよくあるのです。
弁護士に依頼すれば、このような状況を避けることができます。
弁護士が介入したというだけで相手は真剣に受け止めますし、大事にしたくないという理由から交渉もスムーズに進むことが多いです。
交渉でも有利に立つことができ、希望金額での交渉成立も叶いやすいでしょう。
(2) 離婚条件などに関する問題も相談できる
不倫慰謝料だけでなく離婚に関する相談もしたい方は多いでしょう。
まだ決めかねているという場合でも、離婚の準備をしておくことは重要です。
というのも、離婚の際はさまざまな事柄を一気に決めていかなければいけないためです。
財産分与だけでなく、親権や養育費、年金分割など、多くのことをもれなく当事者だけで決めていくことは大変です。口約束は守られないこともよくあるため、法的に有効な書面で離婚条件を定めておくことが大事です。
将来的に不払いの可能性が高い養育費の支払いなどは公正証書にまとめておくことで、裁判を起こすことなく強制執行にかけることができるなどの効力があるため、将来的なトラブルの際に非常に有効です。
このような離婚に関するアドバイスを受けておくことも、弁護士に相談するメリットに含まれるでしょう。
4.浮気の証拠を集めたら弁護士に相談を
不倫の証拠を集めたら、弁護士にご相談ください。
不倫慰謝料請求でどのくらいの金額が見込めるのかなどの具体的なご相談をしていただけるだけでなく、慰謝料請求の準備を迅速に進めることができます。
不倫・浮気の兆候を感じ、証拠が集まったら、不倫慰謝料問題に強い泉総合法律事務所の弁護士にぜひご相談ください。