不倫を解消したい!別れ方に失敗するとどんな泥沼の結末になる?
「不倫関係を続けているけれど、できればそろそろやめたい」と考えていらっしゃいませんか?
実際に不倫をしていても、家族への後ろめたさや、バレるかもしれないという恐怖に怯えている方は多いものです。
その直感は至極真っ当なものですので、不倫を解消する方向で考えるべきです。
今回は、不倫を解消する方法について解説します。
泥沼の結末を避け、家族との幸せな生活に戻るためにも、是非参考にしていただければと思います。
目次
1.不倫を継続するリスク
別れようとは思っているものの、なかなかその一歩を踏み出せない、という方も多いはずです。
このまま不倫を続けることのリスクをきちんと認識すれば、不倫関係を解消する決心がつくかもしれませんので、まずは不倫を継続するリスクについてご説明します。
仮にこのまま不倫を続けたとした場合、考えられるトラブル・リスクとしては、以下が挙げられます。
- 精神的に辛くなる
- 離婚することになる
- 子供に会えなくなる
- 慰謝料請求により経済的損害を受ける
- 社会的信用を失う
家族を裏切り続けるという後ろめたい気持ちは、不倫を継続している限り続きますし、日を追うごとに大きくなってきます。
また、不倫が配偶者にバレてしまうと、離婚のリスクを背負います。
「一度の不倫だし子供がいるから大丈夫」と考える方は多いですが、一度の不倫でも別れることになる夫婦は多くいます。
すぐには別れなくとも、そこから夫婦関係に亀裂が入り、結果的には離婚につながってしまう事例もあるのです。
また、離婚して相手に親権がわたると、子どもに会える日は激減してしまいます。
法的には親権がなくとも面会交流権が与えられますが、不倫の影響で元配偶者が会わせたくないと考え、面会交流権が実行されないこともあります。
離婚となれば、慰謝料請求もあり得ます。不倫慰謝料の相場は50〜300万円と言われており、相当な経済的ダメージを負うことになります。
離婚にかかるお金なども合わせれば、一時的な損失は大きくなります。
さらに、社会的信用も失うでしょう。「あの人は不倫で離婚した」という噂が流れれば、会社内で冷遇される可能性はありますし、不倫相手が同じ会社で働いている場合は、別れた際にどちらかが辞めなければいけない状況に追い込まれてしまう可能性もあります。
このように、家族やお金、周囲からの信用も全てなくす可能性があるのが不倫です。
数ヶ月、数年と長く同じ相手と不倫関係を続けている方は特に危険です。関係が長引けば長引くほど、バレる可能性は高くなるからです。これまでバレていないから大丈夫と思いやすく、気を抜いてしまい配偶者が偶然何らかの証拠を見つけてしまうのは、よくある話です。
また、配偶者は気づいてないフリをしている可能性があることも注意すべきです。不倫に気付いているけれど、相手には告げないという人は少なからずいます。離婚や慰謝料請求をするために時間をかけて証拠を集めている可能性は否定できません。
2.不倫の正しい解消法
別れたいと思っていても、どう切り出せば良いのか分からず悩む方は多いでしょう。できれば泥沼化は避けたいところです。
そこで、不倫を後腐れなく解消するテクニックについてご説明いたします
方法は、至ってシンプルです。①必ず別れると決意し、②相手にきっぱりと告げ、③連絡を取らないようにする、ことが大切です。
(1) 必ず別れると決意する
まず一番大事なことは、自分の中で「別れる」と強く決心してください。
多くの方は、自分の中で「別れるべきか・別れない方が良いのか」と迷ってしまいます。相手に会って好きな部分を見たり、楽しい時間を過ごしたりしてしまうと、どうしても気持ちが揺らいでしまうのです。
そのため、「何曜日に会う」など、定期的に会っているのなら、来週は会わないようにしてください。「忙しい」など適当な理由で構いません。
少しずつ心の距離を開けて、自分の頭の中を整理する時間を作りましょう。
常に会っている関係でなければ、心の距離も少し離れるので別れる決意をしやすくなるはずです。
別れを決意できたら、いつ別れを告げるかも決め、相手に会う日を伝えましょう。
(2) 相手に別れるとはっきり告げる
実際に会ってしまうと、少し怯んでしまう方も多いでしょう。別れを言えずに帰ってしまう人もいます。
しかし、ここで引いてはいけません。きっぱりと別れを伝えることが重要です。
曖昧な言葉で濁さず、誠意を持って家族のために別れることを伝えましょう。
相手が泣いて「別れたくない」と言っても、ここで中途半端な態度をとると相手も期待してしまいます。その日に必ず終わることを相手に伝えることが重要です。
弱気になりそうになったら、先にお伝えした不倫を続けるリスクを思い出してください。関係を精算することよりも、リスクが現実になってしまうことの方が辛い結果を招きます。
(3) 別れると告げた後は連絡できないようにする
相手に別れることを伝えた後は、メールや電話などの連絡を一切断ちましょう。いきなり音信不通になると相手も動揺するので、最後に会ったときに連絡を一切断つことも伝えておくべきです。
「徐々に音信不通にしていく」という自然消滅の方法もありますが、これは相手に期待をさせてしまう可能性があるため、できればきっぱり連絡を断つことが重要です。
連絡を断つ方法としては、相手から連絡を受け取れないようにするのが有効です。例えば、LINEなどの連絡手段でブロックする、SNSのアカウントで友達から外す、電話番号を変えるなどが挙げられます。
以上、言葉だけならシンプルな方法ですが、小手先のテクニックを使っても上手に別れることはできません。
誠意を持って、相手に別れるとはっきり伝えることが大事です。
3.不倫相手が別れを拒んだ場合
不倫相手が別れを拒み続けることは少なくありません。
なかなか別れることに同意してくれない場合はどうすれば良いのでしょうか?
また相手が「配偶者にバラす」と脅してきた場合にはどう対応すべきなのでしょうか。
(1) 会って話をすることは避ける
うまく別れられなかった場合、不倫相手は「会って話をしたい」と要求してくるでしょう。少しでも望みがあるなら関係を続けたいと考えているためです。
しかし、これには原則応じてはいけません。会って話をしても、相手は別れる気はないため余計にずるずると関係を続ける結果になってしまいます。
直接別れを告げることは相手に対する誠意ですが、その後何度も会うのは誠意とは言えません。
家族や配偶者のことも裏切り続ける結果となりますので、先にお伝えしたように連絡を断つことをお勧めします。
(2) 不倫相手に「配偶者にバラす」と脅されたら
配偶者が別れるなら「配偶者にばらす」と脅してくる可能性があります。実際に別れ話で泥沼になり、配偶者に電話をかけられてしまったというケースもあるようです。
もしこのような脅しを受けた場合には、すぐに弁護士に相談してください。
- 配偶者にバラす言われた場合
- 慰謝料を請求すると言われた場合
配偶者にバラすと脅す行為は脅迫罪(刑法222条1項)に当たる可能性があるので、弁護士が止めるように警告できます。
バラしても、不倫相手が慰謝料請求を受けることになります。不倫相手にとって良いことはありませんので、冷静に話せばわかってくれるはずです。
また、不倫相手から慰謝料を請求すると言われる可能性もあります。
この場合、すぐにお金を支払わないようにしましょう。弁護士に相談すれば支払わずに済む可能性も十分にあります。
既婚者であることを隠していた、相手に性交渉を強要したなどの事情がない限り、基本的には慰謝料を支払わずに済みます。
[参考記事]
不倫相手に手切れ金を支払う場合の注意点
4.不倫で修羅場になりそうなら弁護士に相談を検討
不倫で慰謝料請求を受けたなどのトラブルに巻き込まれた場合には、専門家である弁護士に相談してみてください。
弁護士に交渉を任せられれば、精神的なストレスも緩和されるでしょ