不倫の心理|不倫する人の特徴はあるの?
不倫に走った配偶者に対し、「なぜ不倫・浮気をしたの?」と考えを巡らせる方は多いでしょう。
不倫する人には、それぞれ理由があると思われます。ただの「遊び」のつもりであったり、現実逃避であったり、中には家庭への不満が隠されていることもあるでしょう。
今回は、不倫をしてしまう人の心理や浮気性の特徴を考えた上で、不倫をやめさせる方法を考えていきます。
目次
1.不倫をする人の心理・特徴
早速ですが、不倫(配偶者以外との性行為)をしてしまう人の心理を考えてみます。
(1) 既婚男性が不倫・浮気する心理
「男は浮気をするものだ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。妻としては「何故男は不倫するの?」と疑問に思う方も多いです。
よくある男性の不倫の理由・心理としては、以下が挙げられます。
- 現実逃避
- ストレスのはけ口
- 婚姻生活に対する不満
- 子ども時代のトラウマ
普段の生活に不満はなくても、タイプの女性が近寄ってきたら、結婚前に戻ったような若い気持ちに浸りたいという願望を持って現実逃避してしまうことがあるようです。
また、ストレスのはけ口に不倫相手を利用しているケースもあります。性交渉でストレスを解消する、優しく話を聞いてもらえる、自分を肯定した意見を言ってくれるなど、不倫相手は男性にとって都合の良い存在となりがちです。
不倫相手と一緒にいることで、ストレスを解消しているのかもしれません。
また、婚姻生活に対して不満を持っていることも原因となりえます。セックスレス、会話すらない、よく喧嘩をする、妻が自分の要求を聞いてくれないなど、さまざまな不満を不倫で埋めている方もいます。
このようなケースでは、不倫相手に本気になる時もあるかもしれません。
[参考記事]
「本気」と「遊び」で何が変わる?不倫慰謝料問題への本気度の影響
最後に、子ども時代のトラウマが影響していることも稀にあります。
子どものときに親の不倫現場を目撃したという場合、不倫に対するハードルが低い可能性もあります。
(2) 女性が不倫・浮気をする心理
一般的に、「不倫する男は多い」「男性の方が女性よりも不倫に走りやすい体質だ」などと言われているようですが、性別関係なく不倫をする方は一定数存在します。
女性が不倫をする理由・心理としては以下が考えられるでしょう。
- 夫、家庭に対する不満
- 魅力的な異性が現れた
不倫をする女性の多くは、夫や家庭に対する不満を述べます。
例えば、夫が家に帰って来ず寂しい、家事・育児を手伝ってくれない、子どもが生まれてから異性としてお互いを見られなくなった、マンネリ化しているなどです。
ある意味では、家庭に対するストレスを外で発散していると言えるのかもしれません。
また、夫以上に魅力的な異性が現れたという方もいます。この場合、多くは夫とはセックスレス、あるいは夫婦だけの時間を共有していないという事情があります。
そんなときに、魅力的な異性が現れ、恋に落ちてしまうことがあるようです。
2.不倫をやめさせる方法と予防策
このように、不倫をする理由は様々です。
最後に、不倫をやめさせる方法と、今後の不倫を防ぐための予防策をご紹介します。
(1) 不倫をやめさせる方法
配偶者の不倫が発覚し「もう二度とやらない」と言われても、信用できないことがあるでしょう。
不倫を確実にやめさせたい場合は、以下を実践してみてください。
- 不倫の証拠をおさえる
- 辛い気持ちを相手に打ち明ける
- 相手に損害賠償を請求する
まず、不倫の確たる証拠を押さえましょう。不倫をした配偶者や不倫相手が「不倫の事実はない」と言えないような確実な証拠が有効です。
LINE、Instagramなどでのやりとりはもちろん、できれば肉体関係を持ったことが明らかな写真、動画、メッセージなどが良いでしょう。
[参考記事]
不倫の証拠集め|難しい不貞行為の立証のために重要なこと
不倫の証拠をおさえることは、相手の言い訳を防ぐだけでなく、不倫相手に損害賠償請求をする際に必要です。
損害賠償などの重い結果があると、不倫関係が続く可能性は極めて低くなります。不倫した配偶者本人も改心する可能性は高いといえるでしょう。
[参考記事]
浮気相手にだけ不倫慰謝料を請求したい!
なお、離婚を考えることがあれば、配偶者への損害賠償請求も可能です。この場合にも集めた証拠は役に立ちます。
また、辛い感情を配偶者に打ち明けることも大切です。
不倫された配偶者の多くは、怒りから相手を怒鳴るか、無口になってしまう方が多いそうです。ご自身が被った悲しいやり気ない気持ちを相手に打ち明けず、現実にある生活をとにかく進めようとします。
不倫をされた側の人は、自分が弱くなってはいけないと考えてしまいがちですが、相手に自分の気持ちを打ち明けることは、不倫をやめさせるために有効です。
どれくらい傷ついたのか、どんな気持ちだったのかを相手に伝えてみましょう。
(2) 今後の不倫を防ぐ予防策
これ以上不倫で辛い気持ちを経験しないようにするためにも、予防策をとっておく必要があります。
具体的には、以下が有効です。
- 普段から夫婦の時間を持つようにする
- 相手の不満も聞くようにする
- 今後不倫があった場合、どうなるのかを話し合っておく
- 不倫が何度もある場合は、離婚を相手に持ちかける
夫婦のコミュニケーションが少ないと、浮気や不倫をする隙を与えてしまいます。毎日お互いの日常について話す時間を持つなど、夫婦の時間をできるだけ作るようにしてください。
また、不満を持ったら相手に伝えましょう。そして、相手の不満も聞いてあげることが大切です。
相手に「わかってもらえない」という気持ちを持たせると、再度不倫に走る可能性があるので、理解する気持ちを相互に表すことが大切です。
また、再度不倫があったら「別れる」「損害賠償を請求する」などの具体的な話をしておくことも大切です。
「不倫しても家庭は大丈夫」と思わせるのが一番危険であるため、少し強気に出ることも大切です。
3.不倫慰謝料を請求するなら、弁護士にご相談を
不倫に気づいた配偶者の方は、それでもなんとか婚姻関係を続けたいという気持ちと、相手を責めたくなる気持ちの両方がせめぎ合っているとお察しします。
夫婦で前向きに進んでいくためには、何らかのきっかけが必要です。
その1つとして、けじめとして不倫相手に慰謝料請求をすることもご検討ください。
泉総合法律事務所では、不倫慰謝料問題に精通した弁護士が誠心誠意対応いたします。
不倫慰謝料請求をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。