辛い不倫の終わらせ方・別れ方
不倫関係の最初は刺激的ですが、時間の経過とともに罪悪感と嘘をつくことが辛くなり、関係が徐々に冷めていくことが多いです。
配偶者にバレる前に穏便に終わらせたいと考えている方も少なくはないでしょう。
そこで今回は、不倫を上手に終わらせる方法・不倫相手との穏便な別れ方について解説します。
目次
1.不倫をやめられない心理
「不倫をもうやめたい」と考えているのに、ずるずると関係を続けてしまう人は多くいます。
不倫を終わらせたいのに抵抗があると感じるのには理由があります。理由としては以下が考えられるでしょう。
- 不倫相手に愛着がある
- 夫婦関係が良好とはいえない
- 孤独を感じている
- 不倫に刺激を感じている
「家族や配偶者は大事だけれど、不倫相手に愛着がある」という場合、別れるのは辛くなります。相手が別れたくないと言っている場合には余計に離れるのが辛くなるでしょう。
夫婦関係が冷めている、喧嘩ばかりという場合には家に帰っても安らげる場所がなく、不倫を終わらせるのが難しくなってしまうことがあります。
これを解決するためには、積極的に配偶者とコミュニケーションをとり夫婦関係の改善に本腰を入れる必要があるでしょう。
それほど夫婦関係も悪くないのに不倫をしてしまう方は、心の中に孤独を抱えているケースがあります。
本当は仕事が辛いなど自分の中で抱えているストレスがあるのに、配偶者に打ち明けることができない・しない場合には孤独を感じてしまうことがあるでしょう。
不倫に刺激を感じていてやめられないというのは、バレるリスクをきちんと認識していないからです。
不倫が楽しいものと考えてしまうときに、同時にリスクを考えるようにしてみてください。
不倫を肯定的に捉えてしまっている場合は、不倫がバレた場合のリスクをきちんと認識すべきです。不倫には、以下のようなリスクがあります。
・離婚、慰謝料請求される
・子どもに会えなくなる
・社会的信用を失う
・周囲に愛想を尽かされる可能性もある
不倫で失うものは想像以上に多く、お金の問題だけでは済まされません。不倫をやめたいと思うなら、早めに行動に移すべきです。
2.バレる前に不倫相手と別れるメリット
不倫がバレる前に別れることにはいくつかのメリットがあります。
具体的には、以下の通りです。
- 配偶者を傷つけずに済む
- 離婚、慰謝料の心配がない
- 罪悪感から早めに解放される
不倫がバレると、一番傷つくのは配偶者です。間接的に知ることになれば子どもも傷つくでしょう。
不倫はバレなければ先に挙げたリスクを回避できます。離婚、慰謝料請求の可能性もありません。
配偶者に愛情があるなら、幸せな家庭をこれから再構築することも可能でしょう。
不倫をやめたいという気持ちの中には、罪悪感が必ずあるはずです。配偶者に対してはもちろんのこと、不倫相手に対してもずっと一緒にいることはできない点で「悪いな」という気持ちがあるかもしれません。
不倫で幸せになることはないため、止めることができれば罪悪感から解放されるでしょう。
3.不倫の上手な終わらせ方
不倫のリスクやバレる前に終わらせるメリットを理解したら、次は不倫を終了させる方法です。
不倫関係の正しいやめ方、不倫を終わらせるタイミングについてご説明します。
(1) 不倫関係の正しい終わらせ方
不倫関係を終わらせるのには勇気がいるでしょう。
以下の4ステップを順番に進めていってください。
- 別れる日を決める
- 不倫相手に別れを告げる
- 不倫相手との連絡を断つ
- 別れを拒絶されたら着信拒否・ブロックをする
まず、不倫相手に別れを告げる日を決めます。何があってもこの日に別れると決断してください。
一度決めたら振り返らないことが重要です。別れを告げると決めた日は、直接会ってきちんと別れましょう。
相手が泣いて別れを拒むかもしれませんが、家族が大事であることを伝え、意思は変わらないと言ってください。
別れ話をしたら、その後浮気相手との連絡は一切断ちましょう。何度も連絡してくるようなら、着信拒否やブロックをする、スマホの電話番号を変えるなどの措置を取ってください。
職場で会う関係であった場合でも、二度とプライベートで会わないようにしてください。
4ステップはシンプルですが、徹底することできちんと別れることができます。ずるずると引きずらないようにするのがポイントです。
(2) 不倫を終わらせるタイミング
不倫関係を終わらせたいけれど、「いつ切り出そう…」と迷っている方もいらっしゃるでしょう。
不倫を終わらせるタイミングは、次のときです。
- 罪悪感の方が大きくなったとき
- 配偶者が不倫を疑っているとき
不倫を楽しいと思う気持ちが小さくなり、罪悪感の方が大きくなってしまったら、もはやメリットはありません。その時点でその関係は終わりにすべきなのです。
罪悪感が大きくなった、よく悩むようになったという段階で別れるべきです。
また、配偶者が不倫を疑い始めている場合、バレるのは時間の問題です。バレてしまったら不倫のリスクが現実化するのですから、今すぐに関係を終わらせるべきです。
4.不倫を終わらせる際に気をつけるべきこと
不倫を終わらせたいと考えるなら、次のことに注意してください。
(1) ズルズルと関係を引き伸ばさないこと
下手な不倫の終わらせ方で一番多いのが、「別れたくない」と相手に言われズルズルと関係を引き伸ばしてしまうことです。
これはご自身のためだけでなく相手にとっても良くないことです。引き延ばしてしまうと、相手は期待してしまうだけでなく、無理に別れたときに「奥さん・夫にバラす」と逆切れしてしまう可能性も高くなります。
別れを告げる場合は、以下の点に注意してください。
- 相手に希望を与える言葉は言わない
- 「好きだけれど別れる」と言わない
- 別れを告げた日以降は絶対に会わない
- 連絡先は消去する
(2) 子どもや配偶者との時間を増やす
不倫をやめると、これまで不倫相手に使っていた時間が空き、寂しく感じることもあるでしょう。
これを少しでもなくすために、家族との時間をこれまでより多く持つようにしてください。
償いとまではいえませんが、自分のための時間ではなく、家族のために時間を使うことでご自身の中の罪悪感も少しずつ薄れていくはずです。
不倫は終わっても、罪悪感はすぐには消えません。家族のために、配偶者のために一生懸命に家族サービスをすることで埋めていく必要があります。
また、不倫をしていた人はまた不倫に走る傾向にあります。
新たな不倫に走らないようにするためにも、家族とコミュニケーションをとる時間を優先し、二度と繰り返さないようにしてください。
[参考記事]
不倫を繰り返す!?2回目の不貞行為の慰謝料は高額になるか
5.慰謝料を請求されたら、弁護士に相談を
不倫がバレてしまい、ご自身の配偶者や不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されたら弁護士にご相談ください。
できるだけ穏便に解決するためにも、専門家を交えて、冷静に交渉を進めていく必要があるでしょう。
不倫慰謝料請求でお悩みがある方は、泉総合法律事務所の弁護士までぜひご連絡ください。