[事例50]
慰謝料請求された不貞行為により元妻から慰謝料請求→第三者口外禁止条項を最優先
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慰謝料 | 500万円 |
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ご依頼者様 | 40代男性(会社員) |
相手方 | 元妻(40代・主婦) |
解決方法 | 交渉 |
離婚の有無(相談時) | 離婚していない |
子供の有無(相談時) | なし |
婚姻期間(相談時) | 約12年間 |
ご相談のきっかけ
当時Aさんは、専業主婦にも関わらず家事全般をしない妻を快く思っておらず、夫婦間の関係は悪化していました。
そのような中、Aさんは、勤務先のサークルを通じて知り合った女性(不貞相手)と親密になり、やがて肉体関係を持つようになりました。結果、不貞相手は、Aさんとの間の子を出産したため、Aさんは、妻と離婚・別居し、不貞相手とその子と一緒に生活することを選択しました。
別居後、妻が、探偵事務所にAさんの素行を調査したため、妻にAさんが不貞相手と同棲していることや不貞相手との子供まで居ることが発覚してしまいました。
その後、妻が依頼した代理人弁護士から離婚および慰謝料・財産分与請求をされました。また妻から、Aさんに対し、①不貞行為のことを勤務先にばらすと脅され、②不貞相手に対しても慰謝料請求すると言われました。
Aさんは、自身の勤務先が「不倫」に対して厳しく処分する方針をとっているため、不貞行為が勤務先にばれるリスクを可能な限りなくしたいと考えていました。さらに、不貞相手に迷惑をかけないためにも、妻の不貞相手に対する請求をしない方向で解決することを望んでいました。このような経緯で、Aさんは、当事務所へご相談にいらっしゃいました。
解決までの流れ
Aさんは大手企業に勤務しており、今後も勤務したいと考えていました。ただ、Aさんの勤務先は不倫に厳しい社風で、以前、元同僚が不倫で退職した経緯を見たことがあり、Aさんとしては同様の事態は何としても回避したいと強く希望していました。
そのため、交渉によって、ある程度の慰謝料の金額については譲歩する形をとり、その代わりに、不倫に関する第三者口外禁止条項を相手方に約束させました。
上記のとおり慰謝料金額については譲歩し、さらに不貞相手が記載した謝罪文を妻に渡したところ、妻の怒りもおさまり、最終的には、妻の不貞相手に対する慰謝料請求を放棄させることができました。