旦那の不倫・浮気を許せない|許す条件や方法とは?
旦那に浮気をされたものの婚姻関係を続けたいとき、夫を許す方法に悩むことがあります。
特に、妊娠中であったり子供がいたりする場合、許したいとは思っているのになかなか難しく、いつになれば気持ちが収まるのかと自分自身に苛立ちを覚える人もいらっしゃるでしょう。
旦那の浮気を許すのは簡単ではありませんが、一歩ずつでもできることをやっていくことは大切です。
今回は、旦那の浮気が許せない人のために、許すための方法(浮気相手に対しての感情を整理する方法など)をご提案します。
目次
1.旦那が許せない場合の気持ちの整理の方法
離婚はしたくないけれど、旦那の浮気がどうしても許せず悩んでいる方は多いといえます。
そこで、気持ちを整理する方法についてご説明いたします。
(1) 許せないのは当然のことだと自覚する
浮気を許すのは簡単ではありません。一番信頼している人に裏切られたといっても過言ではないからです。
しかし、浮気を許せない多くの女性が自分を責めてしまいます。
「許せない私は心が狭いのかもしれない…」などと悩まされ、毎日憂鬱な日々を過ごすことになります。
浮気を知ったことによるショックが強すぎて、自分の気持ちを整理できなくなってしまうこともあるでしょう。
これを解決するためには、まず混乱している自分を受け入れてあげてください。心の中からこみ上げてくる感情や気持ちを受け止めましょう。
浮気をされたら傷つくのは当然のことなのですから、自分を癒すことを最優先に考えることが大切です。
(2) 時間が解決してくれることもある
ほとんどのケースでは、時間が経てば少しずつ心の痛みが和らいでいきます。
期間は数週間、数ヶ月かかるかもしれません。しかし、夫婦で良い時間を過ごすとともに、許せない気持ちも少しずつ和らぐ可能性があるのは確かです。
ただし、浮気発覚から何ヶ月経っても気持ちの整理が全くつかず、眠れない日々を過ごし、日常生活に支障をきたすようになった場合は問題です。
この場合は、浮気がトラウマになってしまった可能性もあります。
許せない気持ちが大きすぎて、精神的に影響が出てしまう人もいます。日常生活にも支障が出るようになった場合には、心療内科に相談することをおすすめします。
2.旦那の浮気を許す条件を考える
旦那の浮気を許すためには、「許す条件」を突きつけるのも有効です。夫婦間の決まり事を作れば気持ちもやわらぐ可能性があります。
そこで、旦那の浮気を許すための効果的な条件についてご提案します。
(1) 不倫関係の解消の確認
まずは、不倫関係を解消してもらいましょう。
これは当然のことですが、夫任せにしていると隠れて関係を続けてしまう可能性があります。浮気の継続を防ぐためにも、きちんと関係を断ったかを確認する必要があります。
具体的には、以下のことを実行することが効果的です。
- 目の前で電話してもらい、妻にバレたからもう会えないと言ってもらう
- 浮気相手の連絡先をスマホから消してもらう(慰謝料請求の可能性がある場合は、連絡先などの情報はコピーさせてもらう)
- 浮気発覚後、しばらくは早く家に帰ってくることを約束させる
また、二度目の不倫があれば離婚すると自覚させることで、再度の浮気を防止することにつながるでしょう。
(2) 両親に報告する
今後浮気を繰り返さないようにするために、夫の両親、必要であれば妻の両親にも浮気を報告することが考えられます。
通常は、双方の両親に浮気の報告をすることはかなり嫌なことのはずです。
ご自身で説明することも必要ですが、夫にもきちんと説明してもらい、今後浮気をしないことを明言してもらいましょう。
(3) お小遣いを減らす
最近では、妻と夫の財布が別というのも増えています。
しかし、浮気する夫に自由に小遣いを管理させていると、また浮気にお金を使ってしまう可能性があります。
そのため、自由にお金が使えないように管理させてもらうことも有効でしょう。
すでに夫の収入を管理している場合は、お小遣いを減らしたり、クレジットカードをしばらく使用禁止にしたりするなどで、お金の使い道を狭めることができるでしょう。
自由に使えるお金がないと、浮気しようという気も起こらなくなります。
3.浮気相手への感情を整理するためには慰謝料請求
夫に対する感情はある程度整理できたとしても、「浮気相手への感情が収まらない!」という方は珍しくありません。
浮気相手をどうしても許せない場合は、浮気相手に慰謝料請求をするのが有効です。
多くの方は、離婚する場合にしか浮気相手に慰謝料を請求できないと考えていますが、これは間違いです。
婚姻関係を続ける場合でも、不倫相手に慰謝料を請求することはできます。
[参考記事]
浮気相手にだけ不倫慰謝料を請求したい!
なお、不倫相手に慰謝料を請求する場合は、相手から配偶者に対して求償権を行使されないように示談することも必要です。
不倫の責任は、浮気をした配偶者と浮気相手の両方にあります。つまり100万円の責任があるとする場合、どちらか一方だけに100万円を請求することは可能ですが、支払った人は同様に責任のあるもう1人に半分の50万円を請求できてしまうのです。
このような求償権を行使されないようにするためには、求償権の放棄を示談書に明記することが必要となります。
[参考記事]
不倫相手の求償権|行使されたらどうする?放棄させることは可能?
このような慰謝料請求に不安がある場合は、弁護士に相談するのも1つの方法です。
[参考記事]
不倫・不貞行為に強い弁護士の選び方
慰謝料請求をしてトラブルを解決したことによってやっと吹っ切れた気持ちになる女性は多いといえます。夫だけでなく、不倫をした当事者である相手の女性にもきちんと慰謝料支払いという形で責任を取ってもらうことで、自分の中での気持ちの整理が付きやすくなるのです。
慰謝料請求をしておけば、「浮気をしたら大変なことになる」と自覚させることができるため、浮気防止にもつながります。また示談書では、接触禁止条項を作るのが一般的であるため、浮気相手と夫が連絡を取ることを防止することもできます。仮に破った場合でも、違約金の規定を作っておけば有効です。
4.浮気相手への慰謝料請求は弁護士にご相談を
旦那の浮気を許すことは難しいでしょう。
心の整理をつけるためには、許す条件を提示することと、浮気相手への慰謝料請求が効果的です。ぜひ実践してみてください。
浮気相手に慰謝料を請求する場合は、専門家である弁護士にご相談ください。実際にお話を聞いて、個別事情を踏まえた慰謝料額の請求から示談書の作成まで承ります。
不倫相手とも弁護士が代わりに交渉をするので、直接会わずに済むことも大きなメリットです。
配偶者の不倫でお悩みの方は、不倫問題に強い弁護士までご相談ください。